外国人の先生のことを本校ではインターナショナルティーチャーと呼んでいます。それぞれ母国で教員免許を取得していることを大前提としています。さらに、実際に教育現場での経験もあり、本校の教育理念に共感された方で、最終的には長野県教育委員会に教員資格の取得の申請をして認めていただいた方を採用しています。
2つの言語にしっかりと触れることは、お互いの言語習得の助けになります。
同時に2つの言語にしっかりと触れていくことは、お互いの言語の習得を助けると言われています。海外や日本の先進のイマージョン・スクールでは母語の力は同等以上という結果や、2つの言語で一定以上の語学力を獲得すると、より高い認知力を身につけることができるという研究成果もあります。
本校では、小学1年生からスタートすると英語に触れる時間は6年間で4000時間ほどになりますが、家庭の中はもちろん学校から外に出れば圧倒的な日本語の世界になりますから、日本語の習得に問題がでることはありません。
15人程度の少人数での授業も取り入れ、きめ細かな対応をしていきます。
小学1年生のクラスは30人ですが、授業では1クラスを2グループに分けて15人程度の少人数で行う授業も取り入れ、一人ひとりの児童に細やかな配慮ができるようにしていきます。
例えば、小学1年生のある一日の授業は次のような感じです。
時 限 | Aグループの15人 | Bグループの15人 |
1時間目 | 日本人の先生の「国語」 | インターナショナルティーチャーの「算数」 |
2時間目 | インターナショナルティーチャーの「算数」 | 日本人の先生の「国語」 |
3時間目 | クラス全員で「体育」 インターナショナルティーチャーが中心に日本人の先生も参加 | |
4時間目 | インターナショナルスタッフの「図工」 | |
5時間目 | 日本人の先生の「道徳」 |
小学1年生は算数・生活・体育など、全体の6割が英語を使った授業です。
エレメンタリースクール長野では、「算数・生活(3年次からは理科)・図工・体育・総合・英語」がインターナショナルティーチャーによる英語での授業となり、「国語・社会(3年次から)・道徳・音楽・家庭(5年次から)・特別活動」は日本人教諭による日本語での授業になります。どの学年も全授業のうちの6割程度が英語での授業になります。
英語が初めての皆さんも大歓迎です。
本校での学びを通して英語を自然に使えるようになることが、本校がめざすことの一つです。ですから、入学前の段階での英語力は求めていません。
1年生の授業では、皆さんが英語に初めて触れるという前提で授業を始めていきます。また、本校では1年生から教科としての「英語」の時間もありますし、毎朝、ホームルームに始まって英語を学習する時間が25分間あり、英語そのものも身につけられるように工夫をしています。子どもたちは初めての英語で最初はとまどうこともあると思いますが、しばらく経つと対応できるようになります。また、入学前に英語に触れてきた皆さんも、英語を使ってさまざまな教科の学習をしていくのですから、決して後戻りをすることにはなりません。
7時30分から登校できます。朝のホームルームは8時20分からです。
スクールバスの運行はありません。遠方の皆様は、公共の交通機関をご利用いただくか、保護者の皆様によるお車での送迎をお願いいたします。
今年度の小学1年生は15人ほどが長野電鉄の列車を利用しています。学校最寄りの本郷駅から学校までは歩いて5分ほどです。下校時は教職員が本郷駅まで一緒に送っていきます。。
小学1年生は5時間授業です。
1時間の授業は45分間です。1年生は毎日5時間(午前4時間・午後1時間)の授業で、2年生になると週1日は6時間授業、3・4年生は週2~3日が6時間授業、5・6年生は週4日は6時間の授業となります。
小学1年生からiPadを使用します。
小学1年生は15時45分に放課となります。
校舎内で行う「アフタースクール」でお預かりすることができます。
アフタースクール(放課後Lab.)は外部委託で行っています。通常のお預かりに加え、国語と算数の学習教室、プログラミングやオンライン英会話、絵画教室、体育教室などの学習プログラムも用意していただいています。
お預かりは最大で19時まで可能です。また夏休みなどの長期休暇中は、8時20分から19時までお預かりできます。詳しくは「アフタースクールのご案内」をご覧ください。
土曜日は原則として休日です。
ただし、月に1日程度は、登校日として授業参観や公開授業を行ったり、運動会などの行事を行ったりすることもあります。
入学時納入金が300,000円、授業料の月額は50,000円になります。
入学時の納入金は入学金200,000円、施設費100,000円で、合計300,000円になります。
授業料は月額50,000円になります。
このほか、制服代(入学時・買い換え時)や給食費、教材費のほか、研修旅行を行う場合の積立金などの費用は別途徴収となります。
制服はあります。スリーシーズン用と夏用の制服を購入していただきます。ジェンダーレスですので、自由に着こなしていただくことが可能です。
ジャージや靴類はオプションで用意しています。ご家庭でご用意いただくこともできますが、靴の色は下履きは黒色、上履きは白色でお願いしています。
鞄は学校指定のものはありません。ランドセルを使用していただいても構いませんが、ランドセルでなければならないということはありません。ご家庭で自由にお子様に合うものをご用意ください。
あります。長野市の第四学校給食センターから配食していただいています。セカンダリースクールの前期課程(中学生)まで給食になります。
PTA活動による「ボランティア」がご家庭のご負担にならないようPTAは組織していません。
2024年度は授業参観日を年5回、Parents Dayを年8回実施します。
授業参観日には、保護者の皆様同士の繋がりを深めていただくために学級懇談会も行います。
参観日とは別に、Parents Dayを設けています。この日は授業を自由に参観していただくだけでなく、保護者の皆様からの声をいち早くキャッチできるよう理事長や校長との茶話会も用意しています。
「英語を学ぶこと」が目的ではなく、「英語を使って他教科を学んでいく」教育です。
イマージョン(immersion)とは「浸す、漬ける」という意味です。イマージョン教育は子どもたちを「英語漬け」にすることで自然に英語を身につけていくバイリンガル教育の1つです。もともとは、英語とフランス語の2つの文化をもつカナダで1965年に始まりました。従来の第二言語としてのフランス語教育では、子どもたちが使えるフランス語を習得できなかったことから始められ、現在はカナダ全土のみならず、欧米はもちろん世界各地に広まっています。
イマージョン教育では、未習得の言語(英語)を「教科」として学ぶのではなく、未習得の言語(英語)を「手段」としながら算数や理科などの教科を学んでいきます。つまり、英語を学ぶことが目的なのではなく、英語を使って他教科を学びながらさまざまな知識や概念を習得していくのです。実際の授業のなかで生きた英語を使っていくことで、子どもたちは自然と英語に馴染み、英語も身につけていくことができます。